N1 言語知識 019
問題5 次の文の( )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
26 たとえ注意( )、彼は自分が悪いと思っていないので、また同じミスを犯すだろう。
1 するところで 2 するもので 3 したところで 4 したもので
27 もう春になった( )、まだまだ寒い日が続いている。
1 ともなく 2 とはいえ 3 としたら 4 といえば
28 彼は研究のために、3年間も帰国する( )アメリカで頑張っている。
1 ものではなく 2 ことなくて 3 ことなしに 4 ものなしに
29 命にかかわる仕事なので、一瞬( )油断はできない。
1 たりとも 2 いかんとも 3 どころか 4 よりも
30 疲れている時に運転すると、不注意による事故が起こり( )。
1 がちだ 2 かけだ 3 そうだ 4 きる
31 医者( )、患者の個人情報を外部に漏らすべきではない。
1 たるもの 2 あるもの 3 するもの 4 なるもの
32 メンバーの協力( )、このプロジェクトの完成はなかったでしょう。
1 によらず 2 なくして 3 ないでは 4 をもって
33 年のせいか、このごろは人の名前を聞いた( )忘れてしまう。
1 そばまで 2 が最後 3 そばから 4 やいなや
34 身( )経験したことは、人生において大きなプラスになるだろう。
1 におうじて 2 をこめて 3 にそくして 4 をもって
35 彼は重要な仕事を任されて以来、以前( )熱心に働くようになった。
1 にもまして 2 のみならず 3 にとどまらず 4 にのっとって
問題6 次の文の ★ に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
36 父は、 ★ 。
1 というもの 2 あまり外に 3 出なくなってしまった 4 退職してから
37 救急車は ★ 時に利用するものだ。
1 病気の 2 命 3 けがや 4 にかかわる
38 明日はいよいよ大学受験、 ★ ことのみだ。
1 信じる 2 自分を 3 ただ 4 今できるのは
39 私は ★ を惜しまない。
1 叶えん 2 日々の努力 3 がために 4 夢を
40 郷土料理というのは、 ★ 味わいがある。
1 その土地 2 素朴 3 ならではの 4 ながらも
問題7 次の文章を読んで、 41 から 45 の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
何のために進学するのか、自分が本当にやりたいことは何なのか、入試の季節を前に、多くの若者たちが、迷いと焦りの中にいる。就職組の中にもいるだろう。 41
、結局は、なんとなく流れに身を委ねて、問題を突き詰めないままに終わってしまう。多くの青春の現実である。受験体制のもとで育つ今の若者たちには、ひときわその思いが濃いのかもしれない。
今春、宮城県の高校を出た博子さん(19歳)もそんな一人だった。漠然と大学へ行くのを延期した彼女は、失業者や日雇い労務者の大勢住んでいる地区で1年間を過ごすことになった。銀行員の家庭で不自由なく育ったそれまでの生活体験からは、想像もできなかったような世界
42 日々。博子さんの決定を支持してくれた母親が、夏に様子を見に来て、「連れて帰りたい」と言った。 43 。初めて人の世の裏をかいま見、人生の重さを 44
。「来年は大学を受けます。まだ自分の目的がつかみ切れてはいません。でも、自分の足で歩いて行けば、何かに必ずぶつかると思えるようになりました。」
ひとまず回り道をしてもいい。自分を世間の風の中で鍛えてみたいと願う若者を、全国各地の福祉施設へ1年間送り出す。名づけて「ボランティア365」計画。大学を休学したり、勤め先を退職してまで応募してくれる若者もいるという。今年も博子さんをはじめ36人が、それぞれの場所で汗を流しながら、何かを手探りする1年を
45 いる。慈善的な奉仕行為ではなく、自分が真に生きる努力としてのボランティア活動と言えようか。協会では、来週から派遣する40人を募集中である。
41
1 そして 2 だが 3 あるいは 4 すなわち
42
1 への 2 にの 3 での 4 までの
43
1 そして、博子さんは帰らなかった
2 そして、博子さんは帰った
3 しかし、博子さんは帰った
4 しかし、博子さんは帰らなかった
44
1 教える 2 教えられる 3 教えさせる 4 教えてやる
45
1 働いて 2 過ぎて 3 過ごして 4 かかって
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