日本語能力試験
最上級 第1回
文字・語彙・文法
解答

問題VI 次の(1)から(10)は、ことばの意味を説明したものです。その説明にあう用例を1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1)はかる……あることが実際に行われるようにする。
1.この問題は会議にはかる必要がある。
2.両国の交流をはかるために文化使節をおくった。
3.学力をはかるために試験を行う。
4.人の本当の気持ちをはかることはできない。

(2)はば……二つの間のひらき。
1.はばの狭いネクタイがはやっている。
2.彼女は苦労したらしく、人間にはばがでてきた。
3.今年の公共料金の値上げのはばは大きい。
4.彼はこの業界でははばがきく人物だ。


(3)あと……何かをしたことがわかるしるし。
1.警官は不審な男のあとをつけた。
2.この仕事はあとにまわそう。
3.交通事故があとをたたない。
4.努力のあとがうかがえる作品だ。

(4)すじ……一貫した論理、道理。
1.首のすじをちがえたため、けさは首が回らない。
2.この子はすじがいいから、きっとうまくなりますよ。
3.確かなすじから得た情報だから、まちがいないだろう。
4.彼の言うことはすじが通っている。


(5)ふれる……あることについて取り上げる。
1.折にふれてあの旅行を思い出す。
2.人々の暖かい心にふれた旅だった。
3.この本は、この事件の歴史的背景にふれていない。
4.息子の言動が父親の怒りにふれた

(6)通る……認められる。
1.彼女はよく通る声でスピーチをした。
2.この問題はさけて通ることができない。
3.この道路の下を地下鉄が通っている。
4.住民の要求が通って、工場の建設が中止された。


(7)調子……やり方、方法。
1.今日はどうも本来の調子が出ない。
2.その調子でいいから、続けて練習しなさい。
3.この文章は声を出して読むと調子がいい。
4.野菜や果物は体の調子を整える働きがある。

(8)よせる……おくりとどける。
1.花によせて、詩を作る。
2.当時、私はおばのところに身をよせていた。
3.新聞に投書をよせる
4.教育問題にみんなが関心をよせている。


(9)やぶる……今までのものをこえる。
1.彼はこの大会で世界記録をやぶった
2.私たちのチームは4対5で相手のチームをやぶった
3.彼は私との約束をやぶった
4.どろぼうが金庫をやぶってお金を盗んだ。

(10)はる……何かの表面につける。
1.プールに水がはってある。
2.掲示板に選挙のポスターがはってある。
3.綱がはってあるので、中に入れない。
4.この木は地中深く根がはっている。
 

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